ブライス、グッスマ製造販売へ─タカラトミーから移管
ファッションドールとしておなじみの「ブライスドール」について、日本国内での製造・販売が従来のタカラトミーからグッドスマイルカンパニーへ移管することが発表されました。移管は2021年7月からとなります。
詳細は以下のブライスドール公式サイトニュースより:
改めてブライスの簡単な歴史を振り返っておくと、
- 1972年
- 【米】ケナー・プロダクツ、最初のブライスをデザイン・発売
- 【日】トミー(当時)、ブライスを日本向け仕様で発売
- 1987年
- 【米】ケナー、紆余曲折を経て2000年までにハズブロ傘下へ
- 2001年
- 【日】タカラ(当時)、ハズブロからライセンスを受けてブライスをレプリカ発売(ネオブライス)
といった感じ。
今後、ブライスは
- 日本国内では初めてタカラトミー系列ではない資本下で製造・販売される
- ボディサイズがネオブライスに近いという特徴のあったリカちゃん(タカラトミー)とも
無関係な企業のもとで製造・販売される
ということになります。
いっぽうで、グッドスマイルカンパニー側を眺めてみると、いわゆる「純粋なドール」しか興味のない方にはやや馴染みは薄いものの、
- 可動・非可動で幅広くフィギュアの造形・販売実績がある
- 近年「ねんどろいどどーる」「ハルモニアブルーム」でドールのラインを強化しており、相乗効果が期待できる
というのがポイントでしょうか。
特に後者の「ドールライン強化」については、グッドスマイルカンパニーが数年単位で戦略的に事業を練っているのだろうなあ…という印象を今回のブライス移管でさらに強く感じさせられます。
ブライスファンにとって、今回の "移籍" がより楽しいドールライフを送るカンフル剤になるとよいですね。